
こんにちは、りなです🌸
東海クラシック2025の初日、ギャラリーの視線を一身に集めたのは、2013年の賞金女王・森田理香子選手でした。2アンダーで18位タイ発進と、復活への手応えを示すプレーを披露。かつての女王の復帰劇は、多くのファンにとって感慨深い瞬間だったのではないでしょうか。
ここでは、森田理香子選手の歩んできたキャリアを振り返りながら、初日のプレー内容と今後への期待をまとめます。
プロデビューまで
森田選手は1990年1月8日生まれ、京都府京都市出身。祖父がゴルフ練習場を経営していたことから8歳でゴルフを始めました。
中学生時代から足立香澄コーチの指導を受け、ジュニア大会やナショナルチームで活躍。高校は京都学園高に進学し、さらに競技経験を積みました。2008年7月にプロテストに合格、翌日にプロ登録を果たします。
ツアー初期から全盛期
2009年、プロ初年度から賞金ランキング27位に入り、いきなりシード権を獲得。将来を嘱望される存在となります。
2010年「樋口久子IDC大塚家具レディス」でツアー初優勝。2012年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で2勝目を挙げ、着実に勝利を積み重ねていきました。
そして2013年、**23歳327日で4勝を挙げ賞金女王に輝きます。**関西出身初の賞金女王という快挙は、女子ゴルフ界に新風を吹き込みました。翌2014年には「Tポイントレディス」でツアー通算7勝目を達成し、飛距離と美しいスイングで多くのファンを魅了しました。

シード権喪失と休養
しかしその後は不調に苦しみ、2016年には賞金ランク69位でシード権を喪失。2018年「ニチレイレディス」を最後にツアー休養を宣言します。
休養中はメディア解説やレッスン活動など、新しい形でゴルフと関わりながら過ごしましたが、現役選手としての森田理香子を待ち望む声は途絶えることがありませんでした。
復帰と現在
2024年「ダイキンオーキッドレディス」で6年ぶりにツアー復帰。推薦出場も含めて徐々に試合数を増やし、試合勘を取り戻してきました。
復帰後はパターを「クロウグリップ」に変更するなど新しい挑戦も取り入れています。師匠の岡本綾子さんから「あなたも苦労しているのね」と声をかけられたエピソードは、彼女の努力を象徴する一幕です。
そして2025年の東海クラシック初日、6バーディ・4ボギーの「70」で回り、復帰後初めてギャラリーの前で堂々としたプレーを見せました。プレー中に声援へ手を振る姿もあり、「ツアーに戻ってきて、応援していただけるありがたさを実感しています」と語るその表情には成長と感謝があふれていました。
2025東海クラシック
森田理香子の特徴
- 飛距離と美しいスイングが持ち味
- コツコツ積み重ねる練習量
- 7勝という実績と、2013年賞金女王の肩書き
- 不調と休養を経てもなお続く向上心
- ギャラリーから根強い人気
今後への期待
首位と4打差で迎える残り2日間。森田選手は「まだ初戦なので無理はしない」と語りつつも、ショットの安定感やスイング修正の成果に自信をのぞかせました。
かつての女王が完全復活を遂げる瞬間を、ファンは心待ちにしています。東海クラシックでの戦いは、その第一歩となるかもしれません。
まとめ
森田理香子選手は、栄光と挫折を経て、再びツアーに戻ってきました。初日の2アンダーという結果以上に、プレーに宿る気迫と前向きな姿勢が、ファンの心を熱くさせています。
復帰の物語はまだ始まったばかり。2025年シーズン、そして東海クラシックでの森田選手の挑戦から目が離せません。


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