櫻井心那、完全優勝で涙の5勝目!2年ぶり復活Vの物語|CAT Ladies 2025 最終日レポート

日本ツアーLPGA

こんにちは、りなです!
8月24日、夏の箱根・大箱根カントリークラブで行われた CAT Ladies 2025 最終日
会場は2308人のギャラリーが見守る中、最終18番で劇的な瞬間を迎えました。

櫻井心那選手(21歳)が通算9アンダーで優勝!
初日から首位を譲らない完全優勝で、実に2年ぶりとなるツアー通算5勝目を飾りました。


最終18番、運命のバーディー

勝負は最終18番パー5に持ち込まれました。
「バーディを取らなければプレーオフ」という緊張感の中、櫻井はフェアウェイに1Wを運び、2打目はバンカーへ。

そこから放った58度のウェッジショットはカップへ向かい、50センチにピタリ!
静まり返るギャラリーの中、沈めたウィニングパットの瞬間、両手を天に突き上げ、涙があふれました。

「優勝して泣いたのは今回が初めてです。うれしいけど、恥ずかしかったですね」

その涙は、喜びだけでなく2年間の苦しみから解放された気持ちも重なっていたのです。


勝てなかった2年間の苦しみ

2022年、ステップアップツアーで年間5勝。翌23年にはレギュラーツアーで4勝を挙げ、「10代4勝」を達成。
女子ゴルフ界の新星として、一気にトップへ駆け上がった櫻井。

ところが2024年は一転。ショットの不調に迷い込み、持ち球のフェードを無理にドローへ変え、得意のパターも入らなくなった…。

「どうしようもない状態でした」

パターを替え、長尺を試し、スイングも修正。それでも結果は出ず、予選落ち8回、トップ10はわずか1度。
勝てない自分に苛立ち、期待とのギャップに悩む日々が続きました。


救いの手はキャディ・吉田弓美子

今回の優勝の裏には、キャディを務めた 吉田弓美子選手(JLPGAツアー7勝) の存在がありました。

「ボギーでもバーディーでも笑わせてくれるし、緊張をほぐしてくれる。弓美子さんが背中を押してくれなければ、優勝はできなかった」

特に17番からは、「早く帰りたいから分かってるよね?」とプレッシャーをかけつつ、「心那ならできるよ」と励ましの言葉を添えていたそうです。
先輩プロの絶妙な“圧と愛”が、櫻井を最後まで攻めの姿勢に導きました。


混戦を抜け出した強さ

この日は一時、6人が首位に並ぶ大混戦。
2位には木戸愛、神谷そら、桑木志帆、永井花奈、藤田さいきの5人が並びました。

最終ホールを迎えても何が起こるか分からない展開でしたが、最後に勝負を決めたのは櫻井の集中力とメンタルの強さ。
「波を待つ」という彼女の言葉通り、自分を信じて挑み続けた姿に、ギャラリーも大きな拍手を送りました。


優勝後のことば

  • 「泣くつもりはなかったのに涙が出てきました。初優勝でも泣かなかったのに。今回は緊張から解かれて、やっと期待に応えられたという気持ちです」
  • 「次は公式競技で勝ちたいです」

復活Vに満足することなく、すでに次を見据えている21歳。
彼女の強さは、技術だけでなく“悩みを糧にできる心”にあるのかもしれません。


最終順位(上位)

  • 優勝 櫻井心那 -9
  • 2位T 木戸愛 / 神谷そら / 桑木志帆 / 永井花奈 / 藤田さいき -8
  • 7位以下にも実力者がずらり

👉 リーダーボードはこちら(LPGA公式)


りなのまとめ

「櫻井心那選手の涙、本当に胸に響きました。勝てなかった時間を越えて、最後に自分の波を信じて待った結果が、この完全優勝なんですね。

女子ゴルフは、ただの勝ち負けじゃなくて“選手の人生そのもの”が見えるから感動しちゃう。
これから先も櫻井選手のゴルフから目が離せません!」


✅ 以上、りなが伝える CAT Ladies 2025 最終日レポート でした。

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