こんにちは、りなです🌸
台風15号の影響で初日が中止となり、36ホールの短期決戦となった「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント2025」。
晴天に恵まれた9月7日、千葉県市原市・ゴルフ5カントリーオークビレッヂには1,681人の観衆が詰めかけ、選手たちを見守りました。
そしてこの日、新たなヒロインが誕生しました。20歳ルーキー・荒木優奈選手が、通算12アンダーでツアー初優勝を飾ったのです。
嵐の後に広がった青空

36ホールの短縮競技。これは通常の3日間大会とはまったく違う緊張感を生みます。
1ホールごとの価値が大きくなり、わずかなミスが優勝争いの命運を左右する――。
選手たちの表情には「一打一打に人生を懸ける」覚悟がにじんでいました。
嵐を超えて迎えた晴れの最終日。まるで物語のクライマックスのような空気が、会場全体を包んでいました。
最終日のドラマ――荒木 vs 柏原
首位タイからスタートした荒木優奈と柏原明日架。
互いに譲らぬ展開のまま、勝負は後半へと突入します。

特に見どころとなったのは17番パー3と18番パー4。
17番には「日本一アゴが高い」と言われる名物バンカーが待ち構えています。
ここで荒木選手は冷静にパーをセーブ。大きなプレッシャーをはねのけました。
一方、柏原選手は攻めの姿勢を貫き、最終18番でもバーディを狙いましたが、荒木選手がパーでしっかり守り切り、1打差を死守。
最後まで緊張感が途切れない、スリリングな展開となりました。
最終結果(上位選手)
- 優勝:荒木優奈(-12、64・68=132)
- 2位:柏原明日架(-11)
- 3位:永井花奈(-10)
- 4位T(-9):青木瀬令奈、都玲華、尾関彩美悠、政田夢乃、稲垣那奈子
- 9位T(-8):ペ・ソンウ、中澤瑠来(アマ)、三ヶ島かな
柏原選手は最後まで荒木選手を追い詰める見事なプレー。永井花奈選手は3試合連続のトップ5入りで安定感を証明しました。
さらに、アマチュアの中澤瑠来選手が9位タイと健闘し、次世代の台頭を印象づけました。
新ヒロイン誕生――荒木優奈という選手

荒木優奈選手は2004年生まれ、大阪府出身の20歳。
幼少期からゴルフに打ち込み、アマチュア時代には全国大会で数々の好成績を収めてきました。家族の支えと本人の強い意志を武器に着実に実力を伸ばし、2024年にJLPGAプロテストに合格。そして迎えた2025年、ルーキーイヤーで早くもツアー初優勝という快挙を達成しました。
ゴルフスタイル
荒木選手の持ち味は、冷静沈着なメンタルとショット精度の高さ。
どんな状況でも大きく崩れず、戦略を読みながら堅実にプレーします。
本人はこう語ります。
「大きなミスやトラブルがあっても引きずらず、前だけを見ることを大切にしている」
実際、今回の優勝もその姿勢が光りました。崩れやすい終盤でもパーを確実に守り、ライバルの猛追を退けたのです。
人柄と信念
彼女は競技中も仲間やギャラリーへの気配りを忘れません。
インタビューでは落ち着いた口調で誠実に答え、「人に愛されるプロになりたい」と公言。
ジュニア時代からの夢を、今まさに体現しています。
試合後にはこう語りました。
「プロとして初めて優勝争いの緊張感を味わった。最後まで自分を信じてプレーできたことが一番の収穫。これからもチャレンジ精神を忘れずに成長したい」
私生活と将来の夢
趣味は読書と音楽鑑賞。クラシックやジャズを好み、会場にもお気に入りの本を持参するそうです。
地元・大阪への思い入れも強く、将来的にはジュニア育成にも携わりたいと語っています。
「一打一打に心を込めて、見ている人に勇気を与えるような選手になりたい」――。
その言葉どおり、真摯な姿勢と誠実な人柄で、多くのファンを魅了する存在です。
りなの視点:観戦ガイドと学び
今回のゴルフ5レディスは「短縮競技の怖さと面白さ」を体感できる試合でした。
通常の3日間大会と違い、36ホールしかないため、序盤から全力で攻める勇気と守りの冷静さの両方が求められます。
特に17番パー3や18番パー4は観戦におすすめ。名物バンカーやクリーク越えの緊張感を、間近で味わうことができます。
「あなたなら最終ホールでどう攻めますか?」と自分に問いかけながら観戦すると、試合の見え方がぐっと深まりますよ。
まとめ(りなより)
嵐を越えて迎えたゴルフ5レディス2025の最終日。
最後に笑ったのは、ルーキー・荒木優奈選手でした。
崩れない冷静さ、積極的なチャレンジ、そしてファンへの感謝。
彼女の姿は、まさに「新しい時代のヒロイン」と呼ぶにふさわしいものでした。

次戦以降、荒木選手がどんなドラマを生み出すのか――。
わたしもワクワクしながら応援していきます🌸

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