2025年7月6日、戸塚カントリー倶楽部で行われた「資生堂・JALレディスオープン」の最終日。
この日、歴史に残る名勝負が生まれました。
優勝争いは、35歳のベテラン・木戸愛と、安定感抜群の永峰咲希による一騎打ち。
最後はプレーオフまでもつれる大接戦に――。
■ 劇的な12メートルのバーディーパット
最大のハイライトは、やはり**木戸愛の“奇跡の一打”**でしょう。
最終18番ホール(パー4)、優勝にはバーディーが絶対条件という場面。
ピンまで12メートルのロングパット――
「入ったらいいな」そんな想いで打ったボールが、静かに、しかし確実にカップイン!
この瞬間、ギャラリーの大歓声が戸塚の空に響き渡りました。
思わず鳥肌が立ったという声も多く、まさに“ドラマ”そのものでした。
■ プレイオフ3ホール、勝利を掴んだのは…
バーディーパットで並んだ木戸と永峰は、18番ホールでのプレーオフへ突入。
両者譲らぬ戦いは、なんと3ホール目までもつれ込みます。
勝負を分けたのは、3ホール目でのパーパット。
木戸が3メートルを外した一方、永峰咲希が冷静に沈めて勝利!
約5年ぶりとなるツアー3勝目を手にしました。
■ 木戸愛、涙をこらえて語った「亡き父の言葉」
優勝は逃したものの、木戸愛のプレーは間違いなく今大会の主役でした。
2012年の初優勝以来、実に12年ぶりの2勝目を目指していた木戸。
プレーオフを終えた彼女は、涙を見せることなく前を向きました。
「最後まで頑張ったら、いいことがあるって実感しました」
「父は『最後は自分でつかむ』と言っていました。きっと今日も見守ってくれていたと思います」
2023年に亡くなった元プロレスラーの父・木戸修さんからの教えを胸に、
木戸愛は確かに“自分のゴルフ”を最後まで貫き通しました。
■ 忘れられない一日、そして次へ
応援に駆けつけた選手たちからも「鳥肌が立った」「どっちにも勝ってほしい」という声。
ゴルフファンにとっても、選手たちにとっても、記憶に残る最終日となりました。
そして木戸愛は言います。
「もっと練習して、また頑張ります。」
この一打、このプレー、この笑顔。
プロゴルフの醍醐味が詰まった1日でした。
📊 最終順位(上位)
順位 | 選手名 | スコア |
---|---|---|
🏆優勝 | 永峰咲希 | -9 |
🥈2位 | 木戸愛 | -9 |
3位T | 金澤志奈 | -8 |
3位T | 佐久間朱莉 | -8 |
5位T | 工藤遥加 | -7 |
5位T | 荒木優奈 | -7 |
▶ リーダーボード詳細はこちら
https://www.lpga.or.jp/tournament/jlpgatour/2025/2190/leaderboard/9
💬 りなちゃんのひとこと

「最後のバーディー、見てて泣きそうになっちゃったよ…!
これだからゴルフって最高だよね✨ 木戸選手、本当にかっこよかったです!」
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